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2008.12/03(Wed)

クリスティをユルく語ってみる。(1)

 本日は特にネタもないので、時には手持ちの小説の話にお付き合いくださいませ〜。

 ミステリの女王、といえば、アガサ・クリスティです。 (山村美紗も良く言われてますが)
 クリスティの作品は学生時代に出会って以降、時々思い出しては買い足して読むので、今では結構な冊数が本棚に収まっています。とはいっても探偵ものが好きなので、トミーとタペンスはないんですが、それでも20冊以上はありそうな気配。ものによっては、読み過ぎでカバーがボロボロになって取れてるのもあります。
 ちなみに初めて読んだ著作は「そして誰もいなくなった」。これ…、トリック反則ですよね…。
 代表作ともされる有名な作品なんですが、初めてでこれ読んで、よく他の作品読む気になったなあ、と自分でも思います。他の読んでからの方がこの話のテーマというか、良さが分かるんじゃないでしょうか。

 そのクリスティの生み出した名探偵といえば、エルキュール・ポワロとミス・マープルです。
 ポワロは職業探偵であり、ミス・マープルは田舎暮らしのオールド・ミスと、全く別個な世界を生きているため、二人に扱う事件の種類は全く違いますが、共通しているのが人間の心理から犯人を導き出す、という推理方法。実際に現場へと赴くとはいえ、俗に言う「安楽椅子探偵(アームチェア・ディテクティブ)」に近いやり方です。
 特にマープルものの短編集「火曜クラブ」 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)は安楽椅子探偵そのもので、人々の語る13の未解決事件や不思議な話を、語りだけを頼りに真相をあてるというつくりになっています。この話は一話一話が短いので、普段小説を読まない方にもお勧めです。
 また、ポワロを読んでみたいけど、長編はちょっと…、という方なら、「ヘラクレスの冒険」(クリスティ・コレクション)が短編集なので読みやすいかと思われます。こちらはポワロが同名の英雄(エルキュール=ヘラクレス)の偉業にちなんだ事件を解決するというコンセプトの1冊です。

 短いページで人間心理を突いてくる「火曜クラブ」も、かなーり面白いし好きなんですが、長編だとポワロなら「五匹の子豚」「白昼の悪魔」、ミス・マープルであれば「スリーピング・マーダー」「パディントン発4時50分」がイチオシです。
 特に「五匹の子豚」と「スリーピング・マーダー」は、記憶の中の殺人というモチーフで描かれている秀逸な作品。下手に犯人当てをしながら読むのではなく、もうクリスティの手腕に踊らされて読み進むのみ、です。


 変に長くなってしまったので、これらの作品についてはそのうちまた機会を改めて、ということで。
 とにかく「五匹の子豚」は、初めて読んだ時衝撃を受けました。ポワロ(というかアガサ・クリスティ)、凄すぎる!

 ↓短編集以外でタイトルを乗せたののリンクを収納してます。
 ていうか、「クリスティ文庫」なんてものができていて驚きです。私の持っているのはハヤカワ・ミステリ版なので。

 明日はタイタニア。ジュスラン&バルアミー&リディア姫のターンだとすると、アリアバートの出番はないのかもな…。
 

【More・・・】

多分平積みされてないと思うので、店頭で探す際の頼りである表紙画像は割愛。
テキストリンクのみにしてみました。

〔ポワロもの〕
『五匹の子豚』 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
『白昼の悪魔』 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

〔マープルもの〕
『スリーピング・マーダー』 (クリスティー文庫)
『パディントン発4時50分』 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
 
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